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「しゃべるJAM」で素敵な山梨を紡ぐ
こんにちは!山梨県男女共同参画・外国人活躍推進課のFKです!
2025年1月30日(木)に「レンズで見つけた多様な山梨 しゃべるJAM」が開催されました!
御参加いただいた皆様、楽しんでいただけましたでしょうか?
素敵で新たな山梨の魅力を見つけられましたでしょうか?
イベント名は、「しゃべるJAM(じゃん)」。
甲州弁の「じゃん」とセッションの「JAM」を掛け合わせ、山梨県ならではのハーモニーを紡ぎたいと考え、命名しました。
「しゃべるJAM」開催に当たっては、2024年12月中旬からイベント開催前まで、「こんな山梨あったんだ!」「こんな山梨っていいね!」といった、皆さんおすすめの「ヒト・モノ・コト・バショ」を、写真・動画・イラストで投稿してもらうリサーチイベントを開催しました。
70点を超える、動画・写真・イラスト。
そして、作品に添えられた想いが詰まったストーリー。
本当に素敵な作品を多数投稿してもらいました。
当日は、キュレーターの浅川英郎さん、株式会社KIRINの桐原侑希さんの2人から、投稿いただいた作品にコメントをもらいながら、参加者全員で「未だ見ぬ山梨の魅力」を切り口に「多様性に溢れる山梨」を考えました。
終始笑顔が溢れた、ワニワニした雰囲気を皆さんにお伝えしたい。
今回は、当日の様子を紹介します!
※ 最後にイベントダイジェストムービーもあります。是非御覧ください!
このストーリーが良いんだよ!
冒頭にお話しましたとおり、事前のリサーチイベントで、写真などの「作品」、その作品のどこが素敵なのかという「ストーリー」、この2点を投稿してもらいました。
「しゃべるJAM」の会場では、この「作品」と「ストーリー」を、次の画像のように「ストーリー」⇒「作品」⇒「ストーリー」⇒「作品」⇒・・・・の順に投影していくことにしました。
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イベント前の最終打合せで、浅川さんと桐原さんに、この投影資料を見せながら、「ストーリーもボリュームがあるので、作品がどんな意図の作品なのかを私が簡単に説明をして、その後に作品を投影します。そして、その作品に対してコメントをお願いしますね!」とお話ししましたら、浅川さんから、
「改めて投影資料を確認して思ったんだけど、作品を撮った人のコメントは全部読もう。投稿した人が、どのようなシチュエーションで、どのようなことを考えたのか。そして、それが素敵だと思ったからシャッターを切った。という『想いが詰まった』このストーリーが重要なんだよ」
斯くして、開始5分前に、作品毎のストーリーを全部読むことが決定しました。
「この写真めっちゃ良いよね~!」なぜ心に刺さるのか?
多くの皆さんに参加いただきました。
イベント開始直前まで椅子の準備をしたり、椅子が足りなくなって事務局は立ち見になったり、浅川さんの同級生もいらっしゃって思い出話に花を咲かしたり、などなど。
イベント開始のギリギリまでワニワニしていて、会場のボルテージが上がっていることをヒシヒシと感じました。
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ちなみに「しゃべるJAM」のロゴマークは、職員でつくりました
そしていよいよ「しゃべるJAM」がスタートしました。
まず、浅川さんの自己紹介から。
「これまで地元山梨での仕事をしていなくて、何かやりたいな~と思っていたとき、この話をもらって、、、」
「スピッツの『ハチミツ』のジャケット撮影の時は、あんなことやこんなことが大変で、、、」
「最近では、こんなCMやってます」などなど。
次に、桐原さんから自己紹介。
「社会課題やソーシャルグッドな内容を映像で届けてて、、、」
「最近では、自主制作で、難病の方を映したドキュメンタリーなどもつくっています」などなど。
いよいよ作品を確認して「素敵な山梨」を見つけます。
打合せのとおり、ストーリーを全部読む。作品を見る。浅川さん、桐原さんからコメントをもらう。会場の皆さんが共感・・・。を繰り返しながら進行していきました。
浅川さんからも、
「写真だけ与えられて見るとクエッションな作品もあるが、ストーリーがあると伝わる。コミュニケーションとして、とても良いな。面白いな。と思う」とコメント。
真剣ながらも、笑いもあり。
楽しく、ワニワニした雰囲気の中で進んでいきました。
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「写真や映像ってコミュニケーションだと思うんだよね。この作品を見て親子が会話をする様子が浮かぶよね」
「これ良い写真ですよね~。これは言葉が無くても見入っちゃうよね。さらにストーリーが加わると、この写真を撮りたかった気持ちが良く分かる」
「この写真は、なぜか生命の神秘を感じますね」
「これは素敵だよ。何の話をしているのか気になるね」
「話しをすれば誰もが分かる、知っている場所とかあるけど、それって記憶の中だけ。そういう写真を撮って集めても面白いよね」などなど。
会場からも、ストーリーを聞いた後に作品が投影されると、
「お~!」「すごーい!」「きれい!」など、徐々に反応が見えてきて、段々と会場が一体になっているな、と感じました。
皆さんにも、何枚か作品を御紹介しますね!
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色々な人に寄り添うことを大切にしていきたいと思います
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気になる作品も複数あり、「この写真面白いから、事務局は深掘りをしに取材に行くように!」と浅川さんからのオーダーもありました。
このイベントをきっかけに、「こんな場所がある」「あんな人がいる」ということを「知ることができた」ということも1つの収穫でした。
最後の質問タイムでは、高校生から、こんな質問が、
「将来、私は映像関係の仕事をしたいんですけど、今の内から準備しておくこと、やっておくことはありますか?」
その質問に対する浅川さん、桐原さんからの回答は、
「そのときにしかない瞬間や風景などを『まずは作品として残してみる』といった、普段の生活の中で出来ることからチャレンジしてみると良いですね。そうすると、いつか、どこかのタイミングで、このことを知っている人から声がかかる。そうしてその輪がどんどん広がって、結果として仕事になっていると思います。」
「好きで、本気でやっている姿は、周りの人が見ているし、気に掛けてくれる。声をかけてくれる。なので、映像が好きなのであれば、それを愚直に追求していけば良いと思いますよ。」
これからの未来を創る高校生が、1つの人生のヒントを得られたことも、このイベント開催して良かったな、と思える瞬間でした。
イベントは終始盛り上がり、18時30分終了の予定が、19時近くに。
19時には撤収しないといけなくて、最後は駆け足になってしまいました。(しっかりと紹介できなかった投稿者の皆様。すみません!さらに、参加者同士の交流会といったイベントも準備してましたが、時間の都合でカットすることに)
担当として、時間の見積もりが甘かった、と大いに反省したところです。
記念写真を撮っている時間がない、、、と諦めていましたが、
「今が素敵な瞬間で、今しか撮れない写真がある」と思い直し、そのタイミングで会場に残っていた皆さんに勇気を出してお声がけし、1枚撮らせていただきました。
何でこの写真を撮ろうと思ったのか、この写真のどこが素敵なのか、
皆さん分かりますよね?
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このイベントで分かった「素敵な山梨」とは?
1枚の写真には、その人が大切にしている瞬間が隠れていました。
1つの動画には、その人が大切にしている何気ない風景がありました。
何でその瞬間が「大切なのか」そして「素敵なのか」、添えられたストーリーを聞くことで、参加者全員、スッと胸に落ちたと思います。
そして、この「しゃべるJAM」を通じて、「聞くこと」「知ること」「感じること」「想像すること」「理解すること」「共感すること」の大切さを改めて実感!
それぞれの人が大事に想っているヒト・モノ・コト・バショがあります。
それを共有し合い、共感し、愉しみ合うことが「素敵な山梨」をつくっていく近道なのでは、と感じました。
その先に、お互いが支え合いながら、自己実現できる「共生社会」があるんだと強く感じたイベントになりました。
是非御覧ください!イベントダイジェストムービー公開!
とても楽しく、素敵なイベントを皆さんと作り上げることができました。
その様子を皆さんにも感じてもらいたく、簡単ですが、ダイジェストムービーをつくりました。
是非御覧ください!
現在、山梨県では、それぞれの個性・能力を認め合いながら、新たなプロジェクトやプロダクトを生み出していく、その土台となる「共生社会」を実現していく取り組みを進めています。
県民一人ひとりに「共生社会」を我が事として捉えてもらい、ともに実現を目指していけるよう「やまなし共生社会推進プレイヤーズ」という制度を立ち上げました。
プレイヤーズの皆様とは、様々なイベントやセミナーの中で対話したり、情報を交換したり、山梨県の共生社会を一歩進めるための取り組みをしています。
さらには、様々なイベント情報も発信しています。
誰でも気軽に参加できますので、是非、御参加ください!